『バンド・オブ・ブラザース』[ Band of Brothers ] (2001)/BBC/HBO/アメリカ
第3話『カランタン攻略』[ CARENTAN ]
“1944年6月11日、バラバラになっていた第2大隊の兵士たちもほぼそろい、いよいよカーンに進軍すべく、目の前の目標カランタン攻略が始まる。
丘から緩やかなくだりの一本道、正面に“カフェ・ノルマンディ”が見える。ウェルシュ少尉が第1小隊を率いて真ん中を行き、ウィンタース中尉が第2・第3小隊を率いて後に続く。
ウェルシュ少尉の小隊が、下り道の半ばまできたとき、“カフェ・ノルマンディ”からMG42の猛烈な銃撃。次々と斃れていく兵士たち、残りの兵は恐怖に身がすくみ、側溝にうずくまってしまう。
ウィンタース中尉は部下を叱咤激励し、攻撃を続行。敵は建物を利用し、機銃と狙撃手を上手く配置、姿を現さずに攻撃してくる。
手榴弾・バズーカ砲を使って、一つ一つ敵の火点を潰していく……”
ここでの戦いで威力を発揮したのが、M1A1バズーカ。ユタビーチと第2堤防の間のドイツ軍砲兵陣地の報告のさい、「こちらも砲か、迫撃砲が必要です」というウィンタース中尉の要望により、急遽配備された物。
バズーカは、成型炸薬弾頭(HEAT)の実用化に伴い、その威力に注目したアメリカ軍が、1942年開発。携帯対戦車ロケット兵器の代名詞的存在。
その有効性はドイツ軍も認め、北アフリカのチュニジア戦線で鹵獲したアメリカのM1バズーカをもとに、1943年にRPzB43“パンツァーシュレック”を開発したほど。
1942年末の北アフリカ・チュニジアに、M1が投入後、改良型のM1A1、M9、折りたたみ式になったM9A1、アルミ合金の使用で軽量化されたM18と改良を重ねてゆき、結果的に本体約48万器、ロケット弾1560万発が生産されています。
ちなみにバズーカ[ Bazooka ]は、舞台芸人ボブ・バーンズの『バズーカ』と呼ばれる舞台で使用されていたラッパに、形が似ていた事から呼ばれるようになったとか。


