『ワイルド・ギース』[ THE WILD GEESE ](1978)/イギリス
“レイファー・ヤンダースの隊は敵機の追跡をかわしつつ、カリムの村に到着。偶然そこにはヤンダースとは古い付き合いの、ジョーガーガン神父がいた。
フォークナー大佐の隊が、サンディ曹長の隊に護衛されて村に到着。リンバニ氏は大佐に君は蜂起を望んでるが、槍では機関銃には勝てないよ≠ニ告げる。
村人の中に1時間ほど前に、“シンバ”の兵隊を見かけたものがいた。敵が迫ってきている。そこへ、長老たちを連れて神父が帰ってくる。大佐を見た神父の顔色が変わる。フォークナー、気安く私を神父と呼ぶな、この人殺し
神父は大佐がリンバニ氏を村に連れてきたことで、平和な村がエンドーハ将軍の報復で虐殺と飢餓が始まることを危惧して、大佐に交渉を持ちかける。
ここから3マイルの所に滑走路があり、私が乗ってきたダコタが駐機してある。リンバニ氏をこの村から連れ出してくれるなら、そこまで私が案内しよう
リンバニ氏と長老たちの密談は終わり、長老たちはおのおの帰途に着く。リンバニ氏は、今戦えば死ぬのはわかっていても、彼らは戦う気だ。だから、私がもどってくるまで耐えてくれと頼んだ。彼らは、黙ってうなずいてくれた。
コレでリンバニ氏を連れてダコタで脱出することに話が決まり、ショーン・フィンが4名を連れて先発。残りの者は急いで出発することに。
滑走路の手前の廃墟に、敵が先回りして陣取っている。サンディ曹長が正面から攻撃をしかけて囮になり、大佐が迂回して側面から攻撃。
優勢にたたかっていた物の、圧倒的な敵の数の前に徐々に劣勢に。エンジンのかかったダコタにたどり着くまでに、見方の兵が次々に斃れていく。
ヤンダースが殿になりヴィッカース重機関銃でギリギリ最後まで踏みとどまって、味方の撤退を援護。サンディ曹長も斃れ、最後に残ったヤンダースは、左脚を撃たれ走れない。
動き出したダコタに向かってヤンダースは、私を、殺してくれ≠ニ絶叫。大佐は涙を呑んでUZIのトリガーをしぼる。
エミール=A最後に息子の名前を叫びながら斃れこんでいくヤンダースの声が、いつまでも大佐の耳にこだまする……”
最後に活躍する、ヴィッカース重機関銃。見た目でもわかる通り、今では珍しい水冷式の骨董品に片脚を突っ込んだような機関銃。
ヴィッカース重機関銃は、アメリカではイマイチ関心が薄かったマキシム機関銃をベースに1896年にヴィッカース社が開発。1912年にイギリス軍が採用。
水冷式重機関銃で、.303ブリティッシュ(7.7mm×56R)弾を250連発の布製リンクに装着して使用。
12時間の連続射撃でもトラブル無しという堅牢性を誇る、ヴィッカース重機関銃。その信頼性ゆえに各国でライセンス生産され、現在でも予備兵器として現役というのもうなずけます。


